■落ちる蕾が開くまで(上)
最初は『博愛主義的なダイゴさんが同情心から夢主の気の済むまで付き合ってあげる内に好きになっていく…』って話を書くつもりだったんですけど詰めていくうちに方向性が正反対のものになりました。
書いてる期間が長かったのと製本のために大幅に書き直して何度も読み返したせいもあってこの話が面白いのかよく分かんなくなってます。でもすごく頑張って書いたのは事実だから読んでくれた人の心にちょっとでも何かが掠ればいいなぁと思ってます。
ダイゴさんってキラキラ爽やか好青年だけどそれってどこか人間味が薄いというか聖人化してるようにも感じる事がありまして。だからそんな神様みたいなダイゴさんが愚人のごとく先入観で人にレッテル貼ったり色眼鏡掛けちゃってたらちょっと楽しいなと魔が差したんですよ。その結果が1話です。でもこれ夢小説だしわたしハピエン厨だからそれに加えて恋に抗えないダイゴさんになっちゃいました。夢小説なんでね、そこは他の話でもそういうもんですけれど。その辺は「恋のルースが春を知るまで」に書いたから読んで貰えると色々分かるようになってる筈です。よければそっちも読んでね!
あとそう、これだけ書きたい。この話で出てくるミクリさんはチャラい設定で割と自由奔放に遊んでるイメージで書いてます。だから良い感じのアドバイスも大きく勘違いして喋ってる…って(裏)設定があります。彼は気まずそうな夢主を見て「夜が上手くいってないな」って斜め上に察してかっこいいこと言ってくれてます。私はミクリさんに対してかなり拗らせているけどね、ダイゴさん夢に彼を出す時は容赦なく(話に)都合のいい存在にしますよ。拗らせてはないけどダイゴさん大好きですからね!
■恋のルースが春を知るまで
「落ちる蕾が開くまで」書いてる時に、早々から夢主視点じゃ絶対に何がどうなってるのか説明しきれないどうしよう問題にぶち当たってました。どう頑張っても夢主が察する事は出来ないし出来てしまったらすれ違いが生じないから話が終わってしまう。かと言って都合のいい第三者ぶち込むのもやりたくない…と悩みに悩んだ挙句書くことにしたのがこの「恋のルースが春を知るまで」です。普段ほぼ書かないキャラ視点を書いてしまったのは必要に迫られて…という事でした。
だもんで、これ本当にダイゴさんらしさ表現出来てるか本当に心配で心配で怖い。この話の中の彼は『めちゃくちゃ傲慢で(無意識だけど)世界が彼の思う通りに動くと思ってる、イケメンだから許されるちょっとひどい男』だからそもそも原作イメージとかけ離れてはいるのだけれど!
それから、いくらダイゴ視点とはいえ筋は(上)と同じなので読んで下さった方には面倒を掛けてしまったかなと思ってます。夢主視点では入れられないエピもあったけれど、うーん、さじ加減が難しかったです。正解が分からない。ほんと普段やらないことしかやってない話なので何故そんなものを書く羽目になったのか、自分の文章構成能力を恨んだりもした。
そんな感じの話だけどタイトルはそれなりに良い感じに付けれたのではないかなと思ってます。割と気に入ってる。ただHNが「はる」なせいで「春」やら季節を表す言葉をタイトルに付けるのがすごく抵抗あるのでそこだけはとても恥ずかしいです。「はる」の由来は全く違うので恥ずかしがる必要一切ないんですけどね。
■落ちる蕾が開くまで(下)
本当はこれをPDFなりコピ本なりで夢本オマケにするつもりだったのに、気付いたらめっちゃ書いてて夢本にぶち込む羽目になって本出来上がるのが大幅に遅れた最大の原因です。どうしてもチルタリスを手持ちにしたかったのとこの話の中でのミクリさんをもう少し書きたかった…。でもその2つじゃいかにも「オマケ」感が強かったんで3話も加えて綺麗に終わらせる事に。
だから、って訳では無いけどもっと上手く書けたよなぁ…(上)に比べて心情変化に無理がある…もっと自然に書きたいのにそうすると大幅にページ数が増えそうで余計に完成が遠のく……などとめちゃくちゃもがき苦しんでました。全話、流れはそのままに文章ほぼ全部書き直しとかしてて大変でした。
3話で出てくる指輪はいつかこの指輪の出てくる話を書きたいなと思ってた指輪で、でも指輪渡す話なんて余程じゃないと書けないなと半ば諦めてたので今回書けてとても満足してます。告白する話、気合い入れないと書けないからこういう機会じゃないと書かないのでそれは本当に良かった。
あとそう、3話(2話もかな?)はまたダイゴさんが挙動不審になってたけど、これは多分読んでたら分かってもらえるかな、分かってもらえたらいいなと思ってます。
そんな感じで色々苦労しましたが書き終わってちゃんと形に出来て良かったー!最初の1話こそ半分見切り発車で書いちゃったけど、最後まで筋をきっちり考えてゴールに向かって書くってスタイル初めてだったから無事に終わって本当に良かった。プロット(もどき)で満足して手が止まってた時期も若干あったけどよく頑張ったなと自分で自分を褒めてます。
次書く時はそうだな、もっとゆるくドキドキそわそわして読める話を書きたいなと思ってます。でも当分連載はしたくないな…したくないとは思ってるんだよな…(22/8/20)
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